翻刻
【右丁頭書】
六にてはらひ残る数を第一よ
りかぞへ合せて其事のよしあし
を考ふべし
◐第一/先勝(せんしよう)
○【中に┣】第二/友引(いういん)
◑第三/先負(せんふ)
●第四/仏滅(ぶつめつ)
○第五/大安(だいあん)
●【中央❚白抜き】第六/赤口(しやくこう)
○第一先勝の星にあたる日は
何事も急(きう)にしてよし昼(ひる)を過
てはわろし取わけ公事(くじ)訴訟(そしよう)を
し諸勝負事など此方より仕(し)
【左丁頭書】
懸(かけ)るに利(り)あり又/婿取(むことり)よめ
取の相談(さうだん)他国(たこく)へゆく門出(かどで)によし
待人はおそければ来らず此星
酉卯にあたるゆゑよろつその方
へゆくかその時にあたりてよかる
べし男は勇猛(ゆうまう)にして殊(こと)に吉事
あり晩(ばん)には何事をも慎(つゝし)むべし
【挿絵】
【右丁本文】
にいたりても損(そん)せずこれを煮(に)るに香(か)はなはだ
よし茎(くき)は硬(かた)くして食するにたへず
○碓米(からうすこめ)のくだけざるすゑやう
一 碓は棹(さを)の長きがよし石はおもく付るは
わろし棹(さを)おもきは石を付ぬがよし重(おも)き
棹にては米/砕(くだ)けやすし先のさげやうは凡(およそ)
棹(さを)八尺あらば六寸四分さぐる也/石臼(いしうす)のかた
むきも此かねにて見はからふべし《割書:案に近来|京大坂の》
《割書:米屋に用るからうす棹をかろくして|踏むとき棹の直(すぐ)になるほどあぐる也》
○魚(うを)を養(やしな)ふ塗土池(ぬりつちいけ)のつくりやう
一魚を養ふ小池をたゝき土をもてつくるは
水を入ざる前(まへ)に藁(わら)をたくべし久しく損(そん)ぜ
ず魚を入るは五十日或は七十日ほとの間(あひだ)水
【左丁本文】
をたゝへ三四日めに水をかゆべし油(あぶら)塩(しほ)の気(き)
さりて魚(うを)よく生(いく)る也水をたゝへて青み
たる苔(こけ)出る頃をよしとすはやく魚を入れば
魚/活(いき)がたし但(たゞし)魚(うを)を養ふには地中(ちちう)に瓶(かめ)を
いけておくべし
○鼠(ねずみ)をさる法
一 坐敷(ざしき)の下の土をとりて泥(どろ)とし鼠(ねずみ)の穴(あな)を
ふさげは百日が間に鼠こと〴〵くさりて復(また)
来ることなし又方
正月/始(はじめ)の辰(たつ)の日/并(ならび)に毎(まい)月/庚寅(かのへとら)の日/壬辰(みづのへたつ)の
日/暦(こよみ)の上段の満(みつ)の日に鼠の穴をふさぐべし
又三月/庚午(かのへむま)の日鼠をとり尾(を)をきりて
その血(ち)を屋(いへ)の梁(うつばり)にぬれば鼠来らず
【枠外丁数】十八