翻刻
【右丁】
天王祭【囲み】
【右下】
天王に雇はれて出る白丁は
人をみこしに拾ふ
鳥の目
語智窓
酒盛
【上段】
天王の御輿もて来る人の浪 宝帰亭
よせてはかへす手わたしの場処 実生
笹につけ持行道に人むれて 神風や
こねかへされぬ団子天王 青則
【以下上段中段下段の順】
小船町鰹ふし店は
祇園会の祭りを
たしに呑喰ひそする
筑波嶺村咲
角樽の酒にみこしを
すえてけりうしの
頭の天王祭り
在明亭
月守
廻り場所
多き御こしの
小船町明に
仮屋へこきつけに
けり
風柳庵
舛丸
【左丁】
【上段】
かつく荷の前へ井桁をくみ立て 神風や
つるへ銭とる冷水商人 青則
いきるそと客にいはせて呑す水に 板ハナ
うかふはそれか咽払なり 六源園
ひやつこい売る世わたりの汝か身は 《割書:いせ松坂| 一満堂》
水をのませてあたゝまるらん 《割書:巴来|》
風の来る場所
見すまして家台をは
くみたてゝてうる
冷水商人
暁月軒
浦船
【下段】
暑き日にうすき
元手の水売は 春風亭
腹の中迄つめた 波都賀
さうなり
両国の橋をわたれは 三輪園
かつしかのこほり〳〵と 甘喜
よへる水売
冷水売【囲み】