翻刻
【右丁
宝舟売【朱囲み】
初夢の種
もちあるき 勇々館
喰ひぬらん 道草
宝船うる
はみ〳〵
親父
一枚は中より
見出すえひす紙
にこ〳〵歩行【あるく】 楽々亭
宝船売 琴樽
宵のうち何万艘も宝ふね
うれる江戸こそ大湊なれ
スンフ松経舎
【右歌下段】
大としの灘を 芝口や
首尾よくのりこして
声もゆたかな宝舟売
【上段に戻る】
板行になしたるやうな
商ひのなみのりを
みるたから船売
松月亭繁成
【右歌下段】
宝船売し財布も滿汐と
見るはかりなる銭のうら浪
菊の門久盛
【左丁】
柄杓より長くたらしてはかり売
声まて細く呼る白酒
和風亭
国吉
【右歌下段】
商人かへつらふ口も 松梅亭
うすつへら【うすっぺら】硝子徳利 槙住
はかる白酒
【上段に戻る】
するか町人穴しのふぬけ裏の
前にひさける不二の白酒
雖園美鳥
白酒をこめてひさける
硝子の元も薄手な
春の商人
花輪堂
糸路
おまへのはよい
白酒と陶をも
たらしてそ買ふ
うら店の者 文語楼
梅実
山川をたこ【たご】に荷ひて
ひさき来る聲もたかねの
不二のしろ酒 綾の門 ■【竹に冠】丸
【右歌下段】
芝居の白酒売【以上囲み】を写候は
画組をよくせんため也
兼題にふれ狂哥に 立斎
付さる所はゆるし給へ
白酒売【薄黄色囲み】
柄杓