翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

海陸世話日記 - 翻刻

海陸世話日記 - ページ 17

ページ: 17

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近浦の者共寄て流れ行を少々取上たりといへは御法に まかせ渡すに請取らすして/細(コマ)かしき事いふそ此うへは 兎角にしらぬそ藤七今はや来るなといふて聞入す其後は 留守をつかふて不取合扨老中に/奈山(ナヤマ)八左衛門殿秋本忠兵衛殿とて あり此両人方へ出て先日金浜へ着申す船こそ私船にて候か /無事(ブジ)着たるを金浜平次五郎を始め皆見られし事は 明白なり然れは御法事とて是に御留候内にあの如く 切取候せめて/釘(クキ)/鉄羽(カスカイ)/計(ハカリ)の御詮義をなし被下候者此所 の雑用に仕早々帰り申度旨首をさけ涙くみて そ申ける両人のいへるは不便の者の/言(イヒ)やうかな去なから 船の事ハ船奉行にいへよわれ〳〵はしらすといひて碁 をうちて取あはす其時我/膝(ヒザ)/押直(ヲシナヲ)しのひ上り何と 候あの如くなる押領をさせて不知との給ふか/主(ヌシ)を押 ■【旧?】船を切取事は唐国は不知恐らくハ日本には候はし 是非ともにしり不給はいつく迄も申て見るへし然は 御為もよろしかるましと/怒(イカ)り声にて申けり両人大に 腹立し碁盤/押退(ヲシノケ)扨推参成船頭そ何を見付 て横領とは也其上不聞はいつく迄も行へきとは定て