翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

海陸世話日記 - 翻刻

海陸世話日記 - ページ 31

ページ: 31

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景光/宜(ヨロシ)遠近片帆廻_レ ̄テ嶋奇人間世事誰カ抛 却セン漁翁/扣(タヽイテ)_レ船ヲ楽_二/罘■(フシ)_一 ̄ヲ【左横に読み仮名 アミ】心に思ひし事を其まゝ にいひし事社片腹いたくや扨又爰に汀より三ツ続き たる嶋有磯の嶋ハ/鐘撞堂(カネツキタウ)中なるハ弁才天興明の 橋を打渡り沖の嶋に行てみるに大堂と号して 五間四面に立られたり其まゝ縁に休みて南をみれは 山の尾に宮社みえたりあれは此国の主常に歩みをな して御遊の亭とかや其/奇麗(キレイ)言語に及ひ難し 岩山の尾より浜迄のかけ造り浜面に立石伏石流 石波がさつとうてはつき出しの/遣水(ヤリミツ)と成引は河原に なるをかたつなぎならふる船共は浦嶋か釣舟か扨又東は きやらの嶋伝へ聞雲居和尚心を深夜の月に観念 の窓の前には眉の八字の霜をたれを秘密を行ひ心を とり悟りをひらく所とて此方へそり橋を掛られたり則 渡り行に二間四面の/茅葺(カヤフキ)なり殊勝にも又あはれなりいつ まても詠めは更に尽すましとかく塩釜まてゆかむと思ひ 町へ出て道を問に町人のいひけるは是より二里あり中〳〵山 坂難所なり船にてゆけは名所多しとかたるさらは浜に