翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

海陸世話日記 - 翻刻

海陸世話日記 - ページ 53

ページ: 53

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彼荒者等亦背をつきあたまか下る声がちいさい奥 迄聞へす成程声をはかりに申せといふ故に時々調子を 上て申/果(ハタ)す其時それ訴状とあれは訴状読畏てよみたり何か 此程此事斗を■召せし故に何の違ひか有へき各聞召是は 国公事そ加賀爪小笠原殿にて事を究よ品あらは亦是へ 参れはや■【出?】ませと有頓て御前を立中門に出れは宿主 待兼いかゝと問ふ次第を語れは後藤悦ひて扨は便りよし 先鰐の口をのがれたりさらは両方へ行て帳に付へしと 山城殿はたやすの御門甲斐殿は鉄炮洲是へ参り敷台 番人行けふの訴訟の段々申けれは番衆いひけるは此月は 甲斐殿番にて此十八日の内寄合也それに出へしといふ畏て しきたいし其日の暮方に後藤とうちつれ帰りける其内はや 十八日に成けるまた後藤と連立て加賀爪殿に行其日も 公事訴訟に廿人斗詰掛る是にては脇指斗取袴羽織は ゆるす頓て御前へ出けるに正面は山城殿左は甲斐殿右之 方は御横目也扨先日の如く段々申上あはれ御七判を下し 給はらは彼所の盗等を一々召/連(ツレ)罷上り是にて対決仕 事を究度奉存候と申ける何れも聞召船頭か申程には