翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

海陸世話日記 - 翻刻

海陸世話日記 - ページ 62

ページ: 62

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を加増し残る者共にもそれ〳〵と恩賞をあとふへし去な から船頭か申とは抜群違ふたり内にて能々相談してなら せよと言付て帰らるはや其日になり佐右衛門殿より使来て 角といふ扨は彼者共上りたりけふ社大事也と後藤も 我も新敷袴羽織着て打連てゆく先日の様子には 事替り大殿の山田柴田座上す佐右衛門殿衆も玉井井上 を始とし侍二十人斗ニ行に直る我も人々に一礼して余程 上に直る宿後藤もけふ社一大事に南部の相手出て対決 せは向ひは六人こなたは独なれは/言負(イヒマケ)るもしらす卿今日爰にて まけたらは向ひに気をとられ伝奏にてもよかるまし只勝負は 爰にありと色をかへうでおしひたいに汗を出し我かうしろにつめ 寄て直る/座定(ササタ)まりて後山田のいはく扨一両日のうちに南部よ り二三人/上(ノホ)りたりされ共道を/急(イソ)く故にいまた草臥なをらす 下屋に置たり船頭の口上今一通り聞彼等に申渡し返答 さすへきと存し使を立るに早速参られ祝着申すなり南部にて の様子今委しく聞申さむとあり其時我は身両手を/握(ニキ)り 膝の上に置されは社此程に舟奉行御代官其外浦方の歴々 衆中御上りのよし承りて候皆是へ御出し候へ問答してきかせ