翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

海陸世話日記 - 翻刻

海陸世話日記 - ページ 66

ページ: 66

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今日は是迄そ帰られ候へ彼者共も/草臥直(クタヒレナオ)らは何事も 伝奏にて合すへしさらはと云て礼義あり其時我も手 をつかね此上は片時も急き給はるへしまけたる/方(カタ)こそ首 は候はしと宿と打/連(ツレ)帰りける道にて後藤かいふやう 今日我汗を出したり扨もよくも云たりはや勝たりとて 手を取合て/皈(カヘ)りける跡にて山田柴田は至極の腹をすゑ かね彼者共を呼出し扨も〳〵/己等(ヲノレラ)は/悪(ニク)き/奴原(ヤツハラ)かな それ程越度を持なから先日のかうけんは何事そ けふの問答にて船頭めか理はしれたり今は伝奏へ出す 事思ひもよらす此上は宿を/懐(ダキ)入/扱(アツカ)ふて見む井上玉井 も聞給へ此事果て後代官船奉行はしはり首にするそ 残る四人は天下にもなき成敗に申付るそや大膳聞れ は奈山秋本も申わけ成難しと/苦々(ニガ〳〵)しき体にて馬に 打乗かへらるゝ佐左衛門殿衆も案に相違して事の/究(キハマ)る まて彼等をは下屋敷へやれとて番を付てそをかれける 其翌日御両方へ出昨日佐右衛門殿にてか様〳〵の次第にて 候今は相手上り候故は片時も急き召出され御糺明を頼 上候とつめかけて申程に佐右衛門殿へ其段仰渡さるゝに