琉球・沖縄の世界を翻刻する

コレクション: ハワイ大学所蔵 阪巻・宝玲文庫 vol. 1

琉球沿革志 上 - 翻刻

琉球沿革志 上 - ページ 17

ページ: 17

翻刻

【右丁】  女衣男と別なることなし身上に披左右の手襟を曳て以  て行く本邦の打着かいどり杯の如し唯異邦に類する  ものは貴家の女衣は衣襟上即本色の紬紗鱗比五層の  状を作す男衣は是なしと云  寝衣は身に比するに長さ其半を加へ袖の領あり厚絮  之を擁す国人衣を呼て衾と云是則衾なり又衣の如し  則本邦俗に云夜着なり  簪に長短あり短髻簪は長さ三四寸許己に冠して頂中  の髪を去る者《割書:本邦の元服して前髪を去るに似たり其|俗惣髪にして頂中を剃去り 我国に対》  《割書:しては前髪を去るに類すと云又唐山に対しては|清朝の風俗頂髪を止むるに類すといへり》之を 【左丁】  簪す花頭円柱亦方柱六稜柱あり金最貴し金頭銀柱之  に次く銀之に次く銅を下とす 長簪は長さ尺餘婦人  幼童の大髻なる者之を簪す亦金銀銅三品を以て貴賤  を分つ民家の女簪は皆玳琩を用と云  大帯長さ一丈四五尺寛さ六七寸腰間に蟠すること三四  囲雑花錦地を貴とし大花錦地之に次く龍蟠黄地紅地  なる者又之に次く下なる者は皆雑色の花帯なりと云  襪は布或は革を用ゆ短にして踝に及ふ上を以て外に  向ふ中線口を開き交て之を繋く足指に近き処別に一  竇を作し将指を栖しむ以て草靸の中に着く