琉球・沖縄の世界を翻刻する

コレクション: ハワイ大学所蔵 阪巻・宝玲文庫 vol. 1

琉球沿革志 上 - 翻刻

琉球沿革志 上 - ページ 27

ページ: 27

翻刻

【右丁】  《割書:し疑らくは古へ本邦|の倉廩又如此乎》  米廩之図【米廩の図二点】  屋舎 是亦本邦の家居に同し云屋を作る皆甚高から  ず以て海風を避く地を去ること必三四尺許以て地湿を  避く民間屋を作る一間毎に瓦脊四出し亭子様の如し  門窓皆戸枢なし上下限皆双溝道を刻し門扇を其中に  設け左右に推移して啓閉をなす 室中席を以て草を 【左丁】  裹む厚さ寸許縁に青布を以てし室中に布満《割書:即此方の|畳なり》  室に入れば必三板を脱す故に脚踏緜と名く王宮より  民間に至て皆然り 壁は板を用ゆ粉墁の牆なし多く  研花重の粉箋或は白色或は白地緑花なる者を用て之  を糊す《割書:即板羽目にして|唐紙を張るなり》 竹簾極て粗なり細竹全幹を  以て之を編む屋簷の四周に掛く《割書:即葭簾|と云か》  假山 屋中軒を開く多旁に向ふ或は東或は西庭院中  小山石樹を設く黄楊烏木檜松の類必す剪束整齊にし  て或は方或は円層々として致あり茸草茵の如く極て  細く軟柔寸許を結て土を連て散ぜす山の上に布満つ