琉球・沖縄の世界を翻刻する

コレクション: 琉球大学所蔵 琉球・沖縄関係資料 vol. 1

南島紀事 中 - 翻刻

南島紀事 中 - ページ 12

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【右頁】 いふものに逢ふ携へて城に帰り仮父と為す尚 真の位に即くや士籍に列し宅を賜ふ永正六年 阿擢莘紫金官を以て没す尚真厚く之を葬る 大永七年第五子天続之按司添明立つ是を尚清 王と為す盍し世子尚維衡父王の意に■【愜】はさる を以立つことを得す享禄三年足利義晴尚清に 託し書を明国に致して使臣の暴行を謝し勘合 金印を更めて再ひ交通せんことを請ふ明主左 給事中陳侃などを使とし書を齎して琉球に来り 尚清を价して旨を義晴に伝へ福建を騒擾せし 【左頁】 首罪者を求天文六年尚清兵を発して大島を 討し与湾大親を殺す与湾は大島酋長の一人な り与湾純正にして職務を守る侘の酋長之を妬 み事に托して異志ありと讒言す尚清大島の遠 く海を隔て虚実弁し難きの故を以遂に其讒を 信じて事此に及べり尚清の兵至るや与湾は敢 て抗せす天を仰き嘆して曰吾何の罪ありて歟 此に至る吾を知るものは唯天乎と自ら縊れて 死に此役其子糠中城を擄へて還る《割書:其裔孫馬氏|今猶存ス盍》 《割書:シ与那原良傑小禄|某等ノ始祖ナリ》十一年長史蔡延美明国漳州