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【右頁】
の人陳貴等を招引し舩に駕して国に還る適
潮陽の舩と利を争い互に相殺傷す延美は貴等
を旧王城に置き尽し其貨■【貲】を没入す貴等夜奔
り逃れんとせしか守者に捕へられ遂に殺さる
るもの多し是に於て貴等を誣ひて賊となり械
繋して福建に送る延美表を■【賫(賷)】らし明国に赴き
陳せんとす時に明国巡按御徐宗魯等会同し
て訳審し別に状し以て明主に聞し延美等を留
めて命を待たしむ後ち旨を得たり其処兮に曰
貴等法に違ひて番に通す宜しく国典に遵ひ重
【左頁】
治すべし琉球既に屡々与に交通し今敢て貨利
を攘奪し檀に我が民を殺し且誣ふるに賊を以
てす詭逆不恭此より甚しきはなし蔡延美本宜
しく拘留して重く処すべしといへとも素朝貢
の国に係ることを念ひ姑く放ち回すべし後若
し悛めされば即ち其朝貢を絶んと福建の守臣
をして備へて国に至り之を知らしめたり十三
年首里城の東南壁を築く其高さ五丈長さ百五
十丈十六年大美殿を造る二十三年二砲台を那
覇港口に築く盍し我ら邉民明の江浙を侵すこ