琉球・沖縄の世界を翻刻する

コレクション: 琉球大学所蔵 琉球・沖縄関係資料 vol. 1

南島紀事 中 - 翻刻

南島紀事 中 - ページ 13

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【右頁】 の人陳貴等を招引し舩に駕して国に還る適 潮陽の舩と利を争い互に相殺傷す延美は貴等 を旧王城に置き尽し其貨■【貲】を没入す貴等夜奔 り逃れんとせしか守者に捕へられ遂に殺さる るもの多し是に於て貴等を誣ひて賊となり械 繋して福建に送る延美表を■【賫(賷)】らし明国に赴き 陳せんとす時に明国巡按御徐宗魯等会同し て訳審し別に状し以て明主に聞し延美等を留 めて命を待たしむ後ち旨を得たり其処兮に曰 貴等法に違ひて番に通す宜しく国典に遵ひ重 【左頁】 治すべし琉球既に屡々与に交通し今敢て貨利 を攘奪し檀に我が民を殺し且誣ふるに賊を以 てす詭逆不恭此より甚しきはなし蔡延美本宜 しく拘留して重く処すべしといへとも素朝貢 の国に係ることを念ひ姑く放ち回すべし後若 し悛めされば即ち其朝貢を絶んと福建の守臣 をして備へて国に至り之を知らしめたり十三 年首里城の東南壁を築く其高さ五丈長さ百五 十丈十六年大美殿を造る二十三年二砲台を那 覇港口に築く盍し我ら邉民明の江浙を侵すこ