琉球・沖縄の世界を翻刻する

コレクション: 琉球大学所蔵 琉球・沖縄関係資料 vol. 1

南島紀事 中 - 翻刻

南島紀事 中 - ページ 22

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憫察して思優を加へられ隣好益々修め永く聘 貢を奉せん佳貺忻ひ納め不腆の貢物聊別楮に 具す炤諒せられは甚幸なりと義久之を秀吉に 報す秀吉義久に命し琉球の全島を査検せしむ 是に於て義久興国寺の住持僧及ひ伊地知重房 を琉球に遣し其地を検覈せしむ四年重房等還 る時に義久京師に在り重房等京師に至る石田 三成に依りて秀吉に稟報す是歳《割書:世譜ニ拠ル時|ハ当ニ前年ニ 》 《割書:紀ス|ヘシ》尚寧其臣于灞等を明に遣し冊封を請ふ福 建撫臣等明主に啓して曰く海気未た息ます勅 を齎らし福建に至り先つ来使に面領すへし或 は武臣の海に慣るゝ者をして往て旨を伝へし むるも可ならん明主曰く世子の請表を待ち然 る後之を議せんと慶長三年八月秀吉薨す十二 月義久及世子忠恒等兵を収めて朝鮮より還る 四年尚寧法司鄭礼等を明国に遣し方物を貢し 冊封を請ふ礼部議して曰海気今尚甚盛なり人 を遣し難く願くは該国の王舅法司等の官印と 世子の奏本とを取り冊封を行はん明主曰彼れ 屡々冊封を請ふ宜しく廉勇の武官一員を撰み