琉球・沖縄の世界を翻刻する

コレクション: 琉球大学所蔵 琉球・沖縄関係資料 vol. 1

南島紀事 中 - 翻刻

南島紀事 中 - ページ 24

ページ: 24

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球に課するや督責甚た厳なり義久新納久饒を 遣し反復説諭せしむといへとも命を奉せす尚 寧等疑ふて薩摩の暴令に出るものと為し稍く 背戻の端を開きたり《割書:喜安日記ヲ按スルニ慶長|十四年三月琉球ヲ征シタ》 《割書:ル時ノ言ニ今年如何ナル事ニテ誼絶ヲハ起|サレケルソト云ニ先年報恩寺使僧ノ時不思儀》 《割書:ノ事ヲノミシ給ヒケルニ依テナリ其比ノ三司|官ハ名護浦添若那ニテ候ヒケルニ方物ニ八木ヲ》 《割書:進上セラレタリ名護浦添宜フニハ八木体ノ物|方物ニスル事終ニ其例ヲ聞カス如何有ルヘキ》 《割書:ヤラントアリケレトモ若那申サレケルハ当時納|殿ニ相当ノ物ナシ不苦ト宣フカナラスシモ日》 《割書:本ヲ蔑如シ奉ルニモナカリケリ風流ヲ不知カ|ナス処ナリ若那童形ノ時大明南京ヘ学文ニ渡》 《割書:リ年尚シクシテ帰国セシ故乎大和ノ風ヲシラ|サル故ニ天下ノ大事ニ及ヒヌルコソウタテケ》 《割書:レ云|云ト》年二月義久又使を遣し手翰を尚寧に贈 り其罪を数め且諭して曰く速に聘使を発し駿 河に朝せよ若し険を特み順はされは忽ち我兵 艦を来さんと又琉球那覇の人牛助春と云もの あり前年漂流して平戸に到り松浦氏送て薩摩 に致せり《割書:嘗テ鹿児島ニ来リ大坂ニ至ル秀吉召|見シテ其冠ヲ取リ自ラ之ヲ冠セシ事》 《割書:アリト盖シ其頭大|異ナルヲ以テナリ》忠恒之を召して謂て曰吾琉 球を討たんとす爾等郷導となれと助春曰く人 を導て我本国を討たしむるは不忠なり助春死 すとも為さすと之を強ゆれとも従かはす却て