琉球・沖縄の世界を翻刻する

コレクション: 琉球大学所蔵 琉球・沖縄関係資料 vol. 1

南島紀事 中 - 翻刻

南島紀事 中 - ページ 36

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に就りたれは尚寧をして之に居しむ是日浦添 若那後れて上陸す若那為人魁偉観るもの堵の 如し六月廿六日尚寧等鹿児島城に入り義久及 義弘夫氏に面し叩頭罪を謝す且銀馬代及方物 を献す家久等温言を以て慰籍し屡々饗宴を開 き其情懐を労問す八月三日国府に伴ひ六日喜 入大炊助の宅に激宴す僧文の詩を賦し西来報 恩二長老に寄す《割書:序アリ|略ス》其詩に曰大旆迎来鋪_二錦 茵_一、河清一会更無 ̄シ倫、何図君子衣冠地、容_二此方袍円 頂身_一、藩主の優遇至らせる所なし尚寧情意漸く 安く上下感喜せり十二日鹿児島に還る是より 先き七月五日将軍秀忠手書を家久及義久義弘 に贈る前将軍家康も亦手書を家久に付し琉球 を管領せしむ且本多正信《割書:佐渡|守》本多正統《割書:上野|介》山 口直友《割書:駿河|守》等前きの捷報の返書を寄す《割書:本書悉|ク島津》 《割書:氏ニ現存ス其文載セ|テ沖縄志ニ詳カナリ》是歳家久其臣上井里兼阿 多某を琉球に遣し土地を検し経界を正さしむ 十五年三月里兼等還り検地帳を呈す是歳家久 尚寧を将ゐ駿河及江戸に抵り将軍父子に謁す 四月十一日鹿児島を発す尚寧に従ふ者は具志上