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し主上を伴ひ奉り坂本へ落行其より東國へ行幸敵
追来りければ路次にて道誉か子秀綱討死主上をは細
川清氏背に屓奉りけるとなん美濃垂井に暫皇居を
定めて義詮守護し奉る諸國の勢を集て山名を討
んとす山名父子勢つきて伯耆へ歸る義詮主上を守
護して京都へ還幸あり
三年春新田義興脇屋義治河村城を出奔し東國
しつまりければ尊氏畠山國清を基氏の家老として
関東を守しめて尊氏は歸洛す仁木左京太夫頼章
を武家の執事職に任す義詮をして播磨へ赴しめ勢
を催し山名を討しむ山名これを聞て直冬をむかへて大
將とすこれによりて直冬南帝の方となりて尊氏と