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翻刻
四月十六日上杦淸方等諸郡を進め結城が
城を攻火を放て焼ければ城遂に攻落とさる古河城
も没落す結城氏朝父子討死殺さるゝ者一萬人
に及べり春王安王は女の姿にて輿にのせ城を出て
けるを長尾因幡守これを生捕るすなはち因幡守を
警固として上洛せしむ氏朝以下張本の頸二十九
京へ送り遣す 五月春王安王美濃垂井に到る
時京都より佐々木某検使として下向し因幡守
に命じて二人共に害せしむ春王時に十三歳安王
は十一歳なり安王が弟永壽王ひそかに逃て信乃
へ赴も大井持光と云ものを憑て隠れ居る結城氏
朝が末子成朝も常陸へ逃行憲實は又鎌倉を