翻刻
【右丁】
及びし分荒増を記す左の通り
金壱分に付 奥州 三春 仙台 南部 津軽 米弐升八合
同 同 会津 出羽 米沢 同四升八合
同 水戸御領馬頭あたり 同四升五合
同 奥州 白川 同六升
同 越後 同七升
同 《割書:野州那須郡黒羽領同郡|大田原領同断》 同七升五合
同 同所及近辺 粟ひへ六升五合
同 同 つき麦九升八合
同 同 から麦壱斗四升
同 同 大豆壱斗弐升五合
同 同 小豆八升四合
【左丁】
銭百文に付 生麩《割書:小麦の|かす》弐升八合
同八百文に付 ひへぬか壱俵
同拾六文以上 大根壱本
同五拾文以上 大根ひば壱連
此外わらびの粉くずの粉木のみ草の実(み)および野菜の類凡食物にな
るほどのものはうりかひありしかども略せり○金壱分に米弍升
八合かへの所にては壱升に付代銀五匁三分五厘余にあたり又黒羽あ
たり七升五合がへの所にては壱升に付銭百七拾文にあたれり後には弍百
文余になれり此時銭相場金壱両に五貫弍百文がへなり《割書:以上農喩に出す|処を略文して》
《割書:爰にしるすきゝんの事浅間やけの事くはしく記したる書なれは各もとめて見|□□【給ふ】べしこゝろえ【元ヵ】居て益になる書なり殊にわづか一冊の書物なるゆゑ價も》
《割書:壱匁五六分にて|は購なふべし》
銀鶏いふ此直段付を見るに黒羽にては壱升百七拾文より弐百文までに
【虫損部は、東京大学総合図書館蔵本を参照し注記】