翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

志州鳥羽流船留書 - 翻刻

志州鳥羽流船留書 - ページ 10

ページ: 10

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道法り十里余も参候様に覚申候見物人多跡 先見えわかり不申候此所に一宿仕候大き成家にて御座候間 五六十軒も御座候奥行は相知れ不申候しかし板敷は 御座なく候不残皮を敷是に縁台を置夫拾数程 づゝ重て敷其上へ私共を置申候四方へ金らんの幕を 折置外之幕は唐木綿の幕を三重に折て色わ 鼡色に何やら赤き模様御座候此所にても団子と酒 を出し申候此酒は三年酒の如御座候色能甘く こ□く御座候て中々被給不申候翌明五ツ時過し箱根 の猿駕籠の■成殊之外念入候品々乗りたるひと弐人 供廻り三十人程宛直しして参り候私共に何やら被申 候得共相知れ不申候所万国の絵図取出し大きさ三四間 程之是を見せ候故日本と書付有之候所へゆびお差 候得は其人手を広け高く上け其後ともの者に何やら 被申候得は皮にて拵候長持様成長さ五間程も有之候 者の中ゟ大まんぢうを三ツ出し私共にくれ被成候