翻刻
付置着物も元の着せ替へ柳ごりも取返し右百人
計者共四人の手足をなて背中をさすりまた
団子之様成物を給させ塩湯にてのませ火にあて申候
其内日も暮候得は皮にて拵ゑ候蒲団大きさ七八尺夫を
四枚出し私共息計出し寝(ね)させ私共のこわからぬ
様に仕候と覚申候夜中松火焚きあたゝめ私共
四人のあたまをさすり申候
一右之所一夜明し翌明又々庄屋年寄のふ■なる物
五人百姓体の者弐百人計り来り私共を一人宛
板に乗せかつき行申候其板長さ三間船幅九尺程
厚さ四五寸板にて御座候四ヶ村を通り候所一村〳〵
にて団子と酒を出し申候両方へ見物人多出候間脇は
見へ不申候田畑は殊之外多く御座候茶木も数多相見へ
申候松の木抔も御座候然共日本よりは大木にて
御座候五ヶ村目はよ程大村にて家居も宜敷相見
申候大方かや吹にて此所へ参り七ツ時迄に相成申候