翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

志州鳥羽流船留書 - 翻刻

志州鳥羽流船留書 - ページ 19

ページ: 19

翻刻

 此方の壱挺半程にて銭弐文に御座候こんにやく  山芋其外何よらず日本十分一の直段にて御座候  扨又毛氈拾枚にて板銀壱枚づゝ売買申候由に御座候  日本へ参候唐人五拾人昼夜相結候て酒もり致候  よふに御役所ゟ仰被【ママ】付候毎日〳〵五七人づゝ替り〳〵に  罷越申候て酒もり致候殊之外年念頃にいたしくれ  言葉も少々宛は通し合申候常々毛氈三枚宛重其  上に置申候毎日人参計こくせんじ給させ申候故殊  之外■上仕候段申候得は医者衆三人参し候間  何やう薬給させ候へは夫より上気無之ふだん通り  に相成申候日本へ渡り唐人十二月廿五日南京え着仕候  大晦日迄は結構成る馳走仕候私共へ毎日種々馳走  仕候て後には麦飯給度由申候得は麦は一向に無御座候  由に申候儘蕎麦切を出し申候日本の蕎麦とは  違ひふとく風味も悪敷多くはたへられ不申候 一十二月廿五日三人の者へ表白■免裏白紗綾わた入