翻刻
右之所え上り何卒水一口呑申度砂原を尋居申候
所へ所の者八人私共見付け弓鑓釼鉄砲をもち
参りいたし私共に何か言様に見え候得共一向に相
知れ不申候間仕方にてのんどをかき見せ候得は団子
の様成物 懐(くわゐ)中より出しくれ申候故夫を帰し又々のん
とをかき見せ候得はかんてんいたし二三拾町連行清水
出候所をおしへ候間私共何かなし清水をのみ申候
一右八人之者拙者共四人着類はきとり着替を入候柳
こりもうはい取はたかにして四五十町徒連行候て殊之外
みくるしき此方の塩焼候様成小家へ入松火焚あて
申候皮にて拵候着物着せ申候殊之外きふくつ成物に御座候
然共甚あたゝかに御座候其上にて粟団子様成ものを
くれ申候間給候内右之物海端へ行橋船を打破釘を
ぬき取申候私共打殺し海上しづめんとか申ていに
相見へ申候おそろしく存知くわんねんいたし申候
一右之通兎や角致居候内庄屋年寄扮と■様成