翻刻
もの四五人外に百姓のよふ成者弐百四五拾人参りつむ
りには頭巾の又は小笠色々成者にて包異形成る
着物を着足はくろき皮にてつゝみはき物も皮にて御座候
庄屋年寄と思ふ者雪駄くつの様成をはき申候
此庄屋年寄等と存る物立合私共に何やら申候得共
一向に相知れ不申候間朱墨にて日本と書見せ候得共よめ
不申候様に相見へ申候間夫えかなを付出し候得共これも
よめ不申候真字にて書見せ候得共是もよめ不申候ゆへ
捨置候へは大きに笑い申候夫より幅四尺計の鼡色の絹
のふ■成切れを八寸程切何やら尺々門のよふ成物
朱墨にて書付私共おり候家の門口に立置扨又
私共をつれ来り候八人之者共を大きにしかり候様子にて
大勢にてとらへ鼻をこすり手足を一所にしばり
八人の者のひたへに朱にて何やら書付け壱人に四人宛
付置折々鼻すり候得はなきさけび申候大勢元
船ゟ番人遣し申候様子に相見へ申候私共え百人計