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蘭茶之仕様
蘭の花をとり湯をよくたゝせその中へ入て其侭引あげ
又蜜の中へ入て置茶を出春時ちよく能中へ花を飛とつ
入て出しその上へ茶を徒けは蜜尓とちら連て徒ぼみ
たる花たちまち尓発春志かも香はしきなり
普茶は先菓子と小菜とをならへちよくと箸とを添て
出春へし次尓茶を引なり茶はそのちよく尓うけてのみ
菓子小菜を喰てゆる〳〵とのむなり茶四五扁んも過は
煮菜を二三種出しその次尓小食の饅頭か菜包かを
二三種そのちそう能多少尓よりて出春なり凡菜と五六
種あらは八九種不ど出してから食を出し次尓だん〳〵尓
菜を一しゆ〳〵出春へし古の図は四人合能図なり古連も
四人五人乃至十人尓かきら春相合て喰なり菜の多少は
その時の馳走尓よ川てさたまゝす凡煮菜十種あらは
小菜もまた十種なるへし生菜と菓子とは皿尓飣煮
菜は大井尓飣なり人数多き時は鉢尓も飣なり