翻刻!九州大学の書物たち

コレクション: 漂流記コレクション

南漂記 - 翻刻

南漂記 - ページ 41

ページ: 41

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【右丁】 鶏(にわとり)  かたちハかわりなし時(とき)をうたへども定(さだま)りなし     時刻(じこく)一ツも合(あふ)ことなし暖国(だんこく)ゆへと存候 鶩(あひる)  家々(いへ〳〵)沢山(たくさん)に飼置(かいをき)川々(かハ〳〵)又ハ野(の)へいだし置(をく)     暮(くれ)時にハ内(うち)へ入るなり 蚊蝿(かはい) 至(いたつ)て大(をゝ)きし何(いづ)れも年中(ねんぢう)たくさんなり 蚤虱(のみしらみ) 年中(ねんぢう)おゝし国人 肉食(にくじき)多(をゝ)き故からだくさし其上 湯(ゆ)遣ふ     ことすくなきゆへ此るいおゝし虫(むし)のかつこうかわりなし 虵(くちなわ)  大き 成(なる)ものハ五尺 余(よ)の 物沢山(ものたくさん)にあり 見付(みつけ)しだい     打(うち)ころし 皮(かハ)をさ■【ら?】し三味(さみ)せんに 張(は)るなり 【左丁】 象(ざう)  國王の飼置被申候を官人衆案内にて見申所     白毛 高サ壱丈五尺  足丸サ弐尺五寸        鼻長サ三尺   牙 三尺        尾長サ弐尺七寸 同丸サ壱尺あまり 此外 種々(しゆ〳〵)の鳥(とり)獣(けたもの)虫(むし)在之(これある)といへどあらましこゝに記(しる)し 其外(そのほか)畧之(これをりやくす)      強勢 人氣(にんき)実情(じつぜう)ありて又 強勢(こうせい)の事のみ多(をゝ)し異国(いこく)ハ嶋国(しまくに)と いへど一國(いつこく)ヅヽの諸侯(だいみやう)有(あり)て清朝(せいてう)へ随(したが)ふもあり外国(ぐハいこく)にて