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翻刻
【右丁】
をしるすなり
南漂記巻之三終
【左丁】
南漂記巻之四
花街
異国(いこく)にてハ遊女町(ゆふじよまち)を章臺(しやうたい)青樓(せいろう)花街(くわかい)といゝ日本にてハ
郭(くるハ)町内(てうなか)其外 所々(ところ〳〵)の地名(ちめい)あり此国にも傾城(けいせい)舩妓(ふなまんぢう)立君(たちぎみ)
有めい〳〵ハ漂流人(ひやうりうじん)のこと故(ゆへ)にかよふの場所(ばしよ)へハ立(たち)よらずといへ
ど舩妓(ふなまんぢう)といふハ川口(かわくち)より城下(じやうか)へ續(つゝき)し堀々(ほり〴〵)へ毎夜(まいよ)きれい成
屋形舩(やかたふね)に硝子(ひいどろ)の障子(せうじ)玉(たま)の纲戸(あみど)細工(さいく)もの風鈴(ふうりん)朱(しゆ)の高欄(ろうらん)
をつけ緞子(どんす)の幕(まく)をうち中にハ胡姫(げいしや)三味(さみ)胡弓(こきう)を引(ひき)客(きやく)を
待(まつ)躰(てい)少年(としわか)の人々(ひと〳〵)誘合(さそひあい)彼舟(かのふね)にのり酒(さけ)を呑(のみ)手拍子(てひやうし)をうち