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て汝何に依て計束之状を遣春其返書是見よ
とて彼書状を出春山田か云此儀曾にも不知
吾味方之中にも張本たる尓依て既に郷民八
百人を引廻春某一人野心有と云共八百人之
輩何そ同意せんや倩思に敵謀て城兵を不知
にし八百余人を殺害し其幣に乗て攻取んと
之方便成る扁し古ゟ今に此計略なきにあら
春能々思慮有扁しと云四郎か云然は矢文を
他之陣へも可射処に相図有は古そ汝か持口
へ射たるは不審也文をうたんとならは熊も
他之持口へ古そ可射込に申処大に偽也と云
山田答て仰尤なれ共但某大手之持口を敵能
知たり然此矢文を他之持口へ射たらんは誰
か是を計略と知さらん今某か陣に射る故に
城兵皆吾を疑て如此問答に及吾今命之惜に
非春親族悉被害上は某をも早可被誅実否は
死後に顕る扁しと申ける四郎を初め古老之
者共是に迷重て子細を可尋とて大江に詰籠
を拵山田を古そは押込ける扨城中には次第
々々に粮乏く成てけり城中より密に遁出た