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菓子話船橋 - 翻刻

菓子話船橋 - ページ 13

ページ: 13

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 能(よく)乾(かわか)し少(すこ)しづゝ薬研(やげん)にておろし箱(はこ)篩(ふるひ)にてふるひ  極(ごく)細(さい)末(まつ)とあらき所と二三/段(だん)にふるひ分(わけ)て置(おく)なり  尤(もつとも)菓(くわ)子(し)の製(せい)し方(かた)に寄(より)て種々(しゆ〴〵)入(いり)用(よう)ある事なり    ○寒(かん)晒(ざらし)白玉粉之製方 ○極上/餅(もち)白(はく)米(まい) 八合  ○極上/粳(うるち)白米 二合  多(た)少(せう)とも右(みぎ)の割(わり)合(あひ)にて米(こめ)をよく洗(あら)ひて水二升五合  ほど入二日/浸(ひたし)置(おき)石(いし)臼(うす)にて水(みづ)挽(ひき)にひき細(こま)かき篩(ふるひ)にて  漉(こし)て糟(かす)を去(さり)一/昼(ちう)夜(や)も置(おく)ときは粉(こ)は下(した)におどむなり  其(その)上(うは)水(みづ)をこぼし捨(すて)るなりかくする事/度々(たび〳〵)なれば  段々(だん〳〵)にかたく成(なり)たる時(とき)干(ほし)板(いた)の上(うへ)へ簀(す)を並(なら)べ厚(あつ)き紙(かみ)を  しきて其(その)上(うへ)へ右(みき)の生(なま)粉(こ)をかきならし平(たひら)にして半(はん)  紙(し)か美濃(みの)紙(がみ)の生(き)紙(がみ)をつけ置(おき)雲(うん)中(ちう)晴(せい)天(てん)四五日/干(ほす)也(なり)  手(て)返(がへ)して下(した)に敷(しき)たる厚(あつ)紙(かみ)を取(とり)更(かへ)れば早(はや)く干(ひる)  なり大(たい)概(がい)乾(かわ)きたらば紙(かみ)を取(とり)たる方(かた)よし上(うへ)の紙(かみ)は  濡(ぬれ)たる所(ところ)へほこりごみを除(よけ)る為(ため)なり時(じ)候(かう)に因(よつ)てし  めりあらば紙(かみ)袋(ふくろ)に入て干(ほす)もよし得(とく)と乾(ほし)あげて  貯(たくはへ)置(おけ)ば夏(なつ)といへども虫(むし)つく事なし   ○菓(くわ)子(し)商(しやう)売(ばい)する人(ひと)と雖(いへども)自(じ)製(せい)するは稀(まれ)なり皆(みな)    世間(せけん)出(で)来(き)合(あひ)にて卸(おろし)売(うり)の白玉粉は其(その)品(しな)大に    おとれりあらかじめ用(よう)意(い)あるべきなり