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菓子話船橋 - 翻刻

菓子話船橋 - ページ 15

ページ: 15

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  皆(みな)うき流(なが)してすて夫(それ)より釜(かま)へ入て煮(に)立(たて)て煮(に)汁(しる)   をすて又/新(しん)規(き)に水(みづ)を替(かへ)て煮(に)立(たて)るなりかくする   事三/度(ど)なれば大角豆のあくよく去(さる)なり又/水(みづ)を入   て能(よく)煮(に)崩(くづ)し笊(ざる)へあげて摺(すり)つぶし水を入て篩(すゐ)斗(のう)   にて漉(こし)木綿(もめん)袋(ふくろ)に入て絞(しぼ)る事/赤小豆(あづき)の仕(し)様(やう)にか   はる事なしよく念(ねん)を入てあくをとれば絞(しぼ)りて真白(まつしろ)   くなるなり是(これ)を煉(ねり)羊(よう)羹(かん)にも遣(つか)ひ白(しろ)餡(あん)紅(べに)餡にも遣ふ也     ○大(だい)納言(なごん)赤小豆(あづき)の煮(に)様(やう) 一 大納言(だいなごん)あづき極上の新(しん)まへを一粒(ひとつぶ)えりにしてよく   洗(あら)ひ釜(かま)にてゆで二(ふた)吹(ふき)ほど煮(に)立(たて)ては煮(に)汁(しる)をこぼし又   水を入て二三度/汲(くみ)こぼしそれより七(しち)輪(りん)へかけて遠(とほ)   火(び)にして煮(にる)なりよくやはらかに煮(にへ)たる時/笊(ざる)へあげる   なり手(て)当(あたり)しづかにすべし丸(まる)粒(つぶ)のまゝ遣(つか)ふ故(ゆゑ)なり是(これ)   を小倉(をくら)野(の)小倉/羹(かん)小倉/餡(あん)につかふ     ○長(なが)芋(いも)百合(ゆり)八重(やへ)成(なり)煮(に)様(やう) 一 八重(やへ)成(なり)赤小豆(あづき)とても右にいふ如(こと)くにして製(せい)する   なり長(なが)芋(いも)百合(ゆり)とても同(おな)じ事ながら別(べつ)して百合(ゆりの)   根(ね)には苦(にが)味(み)しぶ味(み)あり一両度/余(よ)分(ぶん)に煮(に)こぼす事/専(せん)一(いち)也     ○並(なみ)餡(あん)煉(ねり)方(かた) ○赤小豆(あづき)《割書:一升の|分量》   ○唐雪白砂糖 四百五十匁