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コレクション: コレクション 1

菓子話船橋 - 翻刻

菓子話船橋 - ページ 30

ページ: 30

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 にて柚(ゆづ)の青(あを)皮(かは)ばかりをすりおろして器(うつは)に入て  しばしの間も蓋(ふた)をなし置なり香(にほ)ひぬけざるやう  にして置(おき)扨(さて)氷砂糖の能(よく)煮(に)詰(つま)りたる中へ右のおろし  柚(ゆづ)を入/角(かく)天(てん)を漉(こし)込(こみ)能(よく)煉(ねり)て切(きり)溜(ため)の類(るゐ)へ流(なが)し団扇(うちは)  にてあふぎはやくさますべし薫(かを)りうせずして  早(はや)くかたうせんが為(ため)なり至(いたつ)て上(じやう)品(ひん)なるものなり     ○鶏卵(たまご)羹(かん) ○氷砂糖 五百目   ○ 鶏卵(たまご)  八十斗 ○白角天 一本半  大玉の鶏卵(たまご)八十/斗(ばか)りゆで白(しろ)身(み)を去(さり)黄(き)身(み)斗(ばかり)を篩(すゐ)  斗(のう)にて裏(うら)漉(こし)になして砂糖の能(よく)煮(に)詰(つま)りたる中へ段々(だん〳〵)  に入とくと煉(ねり)まぜ同じく角天を漉(こし)込(こみ)是も厚(あつ)紙(がみ)の  文(ぶん)庫(こ)を拵(こしら)へ其(その)中(なか)へ流(なが)す也/尤(もつとも)火(ひ)加(か)減(げん)に心(こゝろ)をつくべし  玉子はこげ安(やす)きものなり     ○麦(むぎ)羊(よう)羹(かん) ○唐三盆砂糖 五百目  ○麦(むぎ)こがし  百八十匁 ○白角天 一本半  何(いづ)れも砂糖の能(よく)煮(に)詰(つま)りたる程(ほど)を窺(うかゞ)ひて麦(むぎ)こ  がしを入て煉(ねり)あげ角天を漉(こし)込(こみ)是も塗(ぬり)ものへ  流(なが)すべし