翻刻!料理本の世界

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菓子話船橋 - 翻刻

菓子話船橋 - ページ 31

ページ: 31

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  尤/新(しん)まへの麦(むぎ)をえらみ煎(いり)て直(すぐ)に石(いし)臼(うす)にて挽(ひけ)ば   別(べつ)して風(ふう)味(み)よし自(じ)分(ぶん)にて製(せい)するにしくは   なし併外(しかしながら)【乍ヵ】より買(かひ)求(もと)めたる品は手(て)前(まへ)にて今   一/度(ど)ふるひ直(なほ)して遣(つか)ふべし麦(むぎ)ののげ交(まじ)りて   はよろしからず     ○八重(やへ)成(なり)羹(かん) ○唐三盆砂糖 九百目   ○八重成小豆 一升 ○白角天 二本  角(かく)天(てん)二本に水四合を入て煮(に)崩(くづ)し置/例(れい)の如(ごと)く砂  糖を煮(に)詰(つめ)能(よき)所(ところ)へ八重成の漉(こし)粉(こ)を少(すこ)しづゝ入て煉(ねる)  なり尤(もつとも)此(この)八重(やへ)成(なり)は余(あま)りねり過(すぐ)ると粘(ねば)り強(つよ)くなる  ものゆゑ程(ほど)よく掻(かき)まはして角天を漉(こし)込(こみ)厚(あつ)紙(かみ)の  文(ぶん)庫(こ)へ流(なが)す事/前(まへ)の如(ごと)し     ○胡(ご)麻(ま)羹(かん) ○極上/黒(くろ)胡(ご)麻(ま)  六百目  ○唐三盆砂糖 一貫目余 ○白角天 二本半  極上の沈(しづみ)の胡(ご)麻(ま)《割書:水(みず)に浸(ひた)して下へしづむ実(み)入|能(よき)ものなりしづみといふ》水にて能(よく)  数(す)度(ど)洗(あら)ひ流(なが)し胡(ご)麻(ま)の塵(ちり)をえりのけ日(ひ)に乾(かわか)して火(ほ)色(いろ)  にかけてざつと煎(いり)薬研(やげん)にておろすもあれど油(あぶら)気(げ)に  しめりておりがたき時は雷盆(すりばち)にて少しづゝすり細(こまか)