翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

目さまし草 - 翻刻

目さまし草 - ページ 22

ページ: 22

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《割書:寛永(くわんえい)の頃(ころ)土佐(とさ)|光益(みつます)が画(えが)きたる おとこせ。きり|かむろに長(なが)|煙管(きせる)を持(もた)せ|たる図(づ)》 《割書:寛永(くわんゑい)の頃(ころ)は人々(ひと〳〵)長煙管(ながきせる)を|用(もち)ひ外出(ぐわいしゆつ)の時(とき)は奴僕(しもべ)に|持(もた)せたり其頃(そのころ)の人 銭湯(せんたう)|風呂(ふろ)に入りて帰(かへ)るときのさまを|画(えが)きたるものに此図(このづ)あり其 僕従(しもべ)|のみを抜(ぬき)てこゝに摸(うつ)す但(たゞ)し髪(かみ)のみだれたるは|其頃(そのころ)入湯(いりゆ)の時(とき)はかみをあらふが故(ゆゑ)なりとぞ》 《割書:浮世又兵衛 画中(ゑのなか)に在(あ)る所(ところ)の煙管図(きせるのづ)| 按に寛永正保の図ならんか》 《割書:寛永の末(すゑ)用(もち)ふる煙盆(たばこぼん)の|摸図(もづ)|  按(あんずる)に香盆(かうぼん)なるべし》 《割書:羽州(うしう)山形(やまかた)民間(みんかん)に得(う)る所(ところ)二百 余年前(よねんまへ)の鉄煙管(てつきせる)| 長(ながさ)《割書:曲尺(かね)》壱尺(いつしやく)一寸八分 重(おもさ)五十目》 《割書:按(あんする)に慶長(けいちやう)私記(しき)西鶴本(さいくわくほん)に出る皮袴組等(かははかまくみたう)の|男達(をとこたて)下部(しもべ)に持(もた)せたるといふも斯(かく)のごとき|煙管(きせる)なるべし》 《割書:此處(このところ)は煙包(たばこいれ)を附(つけ)たる孔(あな)のかけしにや》