翻刻!江戸の医療と養生

コレクション: コレクション3

目さまし草 - 翻刻

目さまし草 - ページ 26

ページ: 26

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蓋露(かいろ)。頭黄(とうくわう)。二黄(にくわう)等の名有蓋露はとめ葉(は)のことゝ聞(きこ)ゆ。刻(きざみ)たばこ を糸煙(しえん)。縷煙(ろうえん)。乾糸煙(かんしえん)。又 金糸煙(きんしえん)など呼(よ)べり閩(みん)の地(ち)に植(うゑ)しを始(はじめ) として其後(そのゝち)四方(しはう)に遍(あまね)く尤(もつとも)これを佳品(かひん)とす燕産(えんさん)これに次(つ)ぎ 浙江(せつこう)石門(せきもん)を下(げ)とす又 浦城建煙(ほじやうけんえん)清寧(せいねい)余塘(よたう)石馬(せきば)などいへるは 其 名産(めいさん)と見(み)えて長崎へ持渡(もちわた)りし糸煙(きざみたばこ)の包紙(つゝみかみ)にも見えたり 大人(うし)の親(した)しく見られしは【図】かくのごとくつゝみたり此方の 壱斤(いつきん)角包(かくつゝみ)にしたるものゝ如(ごと)し味(あぢはひ)は強(つよ)しと又ある書の中に煙舗(たばこや) の招牌(かんばん)も名産(めいさん)の名(な)を記(しる)せり     和漢(わかん)煙舗(たばこや)招牌(かんばん)の図(づ) 《割書:一》済寧乾糸煙 《割書:二》発兌名煙 《割書:三》高煙 《割書:四》余塘高煙 《割書:五》石馬名煙  おろし 刻《割書:は|こ》  いろ〳〵 たばこ  此二 種(しゆ)の招牌(かんばん)は元禄 前(ぜん)  後(ご)の絵(ゑ)におほく見ゆ今も  京大坂にはあるよし江戸にも  まれにはある歟これ唐土(もろこし)の物  にほゞ似たりとて醒々(せい〳〵)が摸(うつ)し  て見せたるをこゝにいだす