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生間流式法秘書抜萃 - 翻刻

生間流式法秘書抜萃 - ページ 10

ページ: 10

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【右丁】 年所を経るにしたがひ其【真】の古之式法を別【知】るも のなきにいたらん他事はあ【知】らず我家業上に かゝる事にても已に世のあさましきもの営利 之ためくさ〳〵の書を編し既に世に刊布す其数 も亦少からず今にしてこれをいふ議【識】者なくんば 後世いかに立行らんこゝに我友これを歎き我 をせめて曰く今の世、人之古式古法を探ること恰 も盲人之暗夜に物を探るが如したま〳〵一の土塊 を得ればこれを宝蔵しこれは金塊也これは宝石 【左丁】 也といふ是を以て共に盲する世之人たちはこ れを信じ之をもてはやすと雖も具眼者より これを見れば一笑之價だもなし君が家はい にしへより一系連綿として家業をつぎ家に 栄【万】燭の光を蓄へ斯道之■計【泰斗】たり然るを法【徒】 らにこれを秘蔵し世之誤謬を一笑に付し去 り給ふこれ妄説次第に世にはびこるゆゑん ならん君家伝を重んじ深く秘し給ふ事は 美は則ち美なりと雖も今にして世之あやまり