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【右丁】
し右色直之盃は人数次第に献数を定め書付を拵へ媒人に
渡し置く媒人は盃之重複にならざる様にこの書付によつ
て酌人へ指図すべし盃納まれば本酌。加へとも勝手へ入る
也この盃事の済む迄は尤無言たるべし世にこれを無言之
盃といふ
色直之盃相済し時聟之親よりはじめて挨拶し夫より一座
之もの互に挨拶す挨拶おわれば勝手より盃台に三ツ組をの
せ持ち出づこれより暖酒たるべし銚子は蝶花形を付けた
る銚子を用うるもあり又蝶花形を付けざる銚子を用うる
事もある也蝶花形を付けざる銚子を用うる時は銚子之蓋
をなすべしこれより烹雑三献に移る初献蛤。組重。二献雑煮。
【左丁】
羽盛。船盛。三献鬣之物。押台右相済めば夫より本膳を出し種
々の料理をも出す介添。待上臈同座にて相伴す献立之次第
は爰に略す
嫁之飯は常器椀に高く盛りかさを蓋にす介添心得食事
さすべし世にこれを鼻つき御膳といふ口伝あり
烹雑三献之向付に大重土器を用うる時は下輪。香立。気束を
用うべし小皿を用ゐる時は下輪。香立。気束を用ゐず
包餅を用ゐる時は餅之厚サ一寸二ツ重長サ三寸二分幅二寸五分た
るべし右は尤も当流折形相老包みに包み水引二把にて引結び
田作り二ツ腹合せにして刺べし
五番之内。相老包 【図】