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【右丁】
うぶ湯ひかせは白羽二重折返し長サ表之方三尺二寸裏之
方三尺五寸横巾七寸片ひらを縫もの也生子を湯よりあぐ
る時二巾を両方へひろげ其内へ入れ湯気をふきとるもの
也縫形左記之如くなすべし
此所 此所より長サ三尺弐寸
三寸 裏表にて六尺七寸 し
ひと 返
へな 【図】 折
り 縫形
産所之事
産所を作るには癸卯之日卯之刻鍬はじめとて地ならしを
なし丸木にて作り板張になす事本式也棟は南北へ通し四
間に長サ九間或は十一間この内三間を産所としこの三間を
【左丁】
仕切りて上之間へ御座直り之寄掛りを置くべし産所之畳
の縁は白綾幸菱たるべし其余之間は住居勝手よく作るべ
し産所之屏風は白張に鶴。亀。松。竹。などを胡粉にてゑがくべ
し
古は産所之間の床下三尺六寸四方深く穴を掘り其穴之内
へ簀子を敷き其上へ菰をしき子安縄を上より下げこの所
にて産をなせしもの也
産所を別に作らざる時は座敷之内よき所を見つもり産屋
に定むべし
癸巳之日早朝に産屋之入口へ産屋と書て札を張るべし産
婦産屋へ入る事は九ヶ月目の朔日の朝一番鳥之うたひし