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【右丁】
時産屋へ入り初をなし手掛引渡にて式三献の祝をなし産
神之棚へも供物をなし其後は常の居間へ帰り臨産之時産
屋へ入るべし
産所之東の方を産神棚と定む産神棚は上古は竹を割り編
て釣棚を作り上の棚には産神を祭り下の棚には押桶。胞衣
桶などを置きしものなり
産所之内は毎日笹之葉に塩水を付け昼三度夜三度清むべ
し七夜迄は産神降臨あつて母子を守護したまふゆへなり
産所移徒【注】床飾
若松気束香立
折 餅 上に 《割書:熨斗|昆布》 結燈台
【左丁】
瓶 子《割書:雄|雌》三方 《割書:八足台|》香 炉
《割書:同|》 折 餅 上に 《割書:熨斗|昆布》 立華
産所移徒【注】式三献之次第は最初口祝次に初献引渡。二献黒豆
粥。三献鬣之物と参り引替に黒豆粥。雑煮夫より吸物。取肴な
どを出す
胞衣桶 寸法は結肌帯之所に記す
上に熨斗。昆布を包み水引を 【図】
かけ添へるべし熨斗包は第二巻に記す折形十
七番を用ゆ
此桶之内へ大土器二枚。絹《割書:一尺二|寸四方》。麻苧。桑之弓《割書:桑之枝に糸を|張て弓とす》
蓬之矢《割書:蓬之茎に羽を|付て矢とす》を入れ置き胞衣納る時取出し右の土
【注 「移徒」は「移徙(わたまし)」ヵ】