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生間流式法秘書抜萃 - 翻刻

生間流式法秘書抜萃 - ページ 163

ページ: 163

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【右丁】       式庖丁勤様之事 先時儀をなし左の膝より進み出俎より間中程前の所にて 体を正し夫より左右左右と膝行三足半にて俎之前へより 両膝をなで俎がためをなし夫より左の手にてはし右の手 にて刀をもち刀にて紙之さきをおさへ筋をぬき右の膝を 立臂の直を取り刀之柄のところへ筋を組付け左之膝を左 之手の平にて三度なで夫より筋之柄の前と向とを撫、中指 と無名指とを筋の間へ入れて筋をもち五行之座へたて夫 より目附刀をなし刀と筋とにて都合三度紙をなで紙の手 をすまし夫より筋にて魚之頭をおこし水撫を三度なし魚 をかへして又三度なし夫より魚を切る鳥は紙の手の前に 【左丁】 股毛を取り夫より紙之手をすまし筋を羽根之ところへあ て両方之翼を根元より先迄三度ヅヽなでゑみ刀にて切りに かゝるなり魚鳥ともに切りて俎上に排置し了れば刀にて 俎之前を三度かき夫より刀、筋とも俎之前の中央へ少しな なめに立て刀、筋ともまわし手之内へ納め刀と筋とにて紙 を引よせ其上へすへ俎の下へ一寸と手をかけ両膝へ手を のせ退く時は右之膝より退く其余は進み出し時と同様に すべし鶴之庖丁は少しこれと異なるところあり右之次第 之中に口伝あるなり遊興の庖丁其他すべて略す伝を得て 知るべし     川魚置様