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生間流式法秘書抜萃 - 翻刻

生間流式法秘書抜萃 - ページ 195

ページ: 195

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【右丁】 物より土用には黄なる物か甘き物より秋は白き物か辛物 より冬は黒き物か鹹き物より喰はじめ然る後上盛をかき まぜて随意に喰べし菜は切物たるべし香之物の外は定り なし時宜に応ずべし       花芳飯之事 花芳飯は膳之縁に造花又は生花を刺て出す也二花二葉四 花四葉などは嫌ふなり飯之上に枝のたれ覆ふ様になすベ し喰時は先花を見枝ぶりを見夫より花を取あげ見てほめ て膳之右に置き食後にもなごりを見るとて又花を取あげ 見て膳之上に置べし膳をあぐる時も心を残すていあるべ し菜。汁の事は上に同じ 【左丁】       花強飯之事 花強飯は土器に南天の葉をかいしきにして其上に強飯を もるベし花の刺様花の見様花芳飯に同じ食後かいしきの 上へ土器をふせ花を土器之上ヘ置べし汁は冷汁菜は上に 同じすべて強飯は箸にて喰ぬもの也手にて喰べし喰様に 習あり       粥之事 古は喰料の粥は椀に入れ箸を椀之上へかくの如くに【図】置 たりされども当今は常之食の如くにして出す汁あれども 汁は吸ずして汁の躬ばかりを喰べし時により汁を一口吸 ひ粥を取上げて喰も苦しからず决して粥に汁をかけ喰ふ