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生間流式法秘書抜萃 - 翻刻

生間流式法秘書抜萃 - ページ 197

ページ: 197

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【右丁】 入て出すベし此二番水出ぬ先に箸を取上ぐべからず水出 れば箸を取り直に器に水七分目程請て箸にてかき廻し喰 ベし喰ひ終れば又水を請てすゝぎ飲べし       点心之事 点心とは膳引たる後天目か台か其場合相応之物を座敷の 中央ヘ出すこれを点心と云なり後世に至りてこれを点心 といはずして其後出す羹。麺之類を点心と云は大なるあや まり也又点心より後段と云後段といふ事は後世に至りて いふ事にて古には段別はなし始終相通じて幾献と云しも の也点心を出し引続き一羹一麺又は一羹二麺にても出す 前に薬湯を出すベしこれは食之すゝむる為に出すもの也 【左丁】 其薬品は肉桂。丁子。桂心。白檀。干姜。陳皮。胡椒などの粉を少宛 天目に入れそぎ楊枝を上に細き方を呑む人の右へなして 出し次に湯を出す湯出れば其天目に湯を七分目計うけて 右之楊枝の太き方にてかきたて残らざる様に呑み楊枝之 太き方を天目の中へ入れ置くべし通ひの人これを引き又 天目にて茶を出し夫より羹。麺を出すなり       菜之事 菜之字は野菜之菜の字也食膳之さいに菜の字を書はあや まり也飣の字をかくべし巻中処々に菜の字を書きたるは 俗に通じ昜きが為にかきしものなり又さいをそへといふ これは古き詞也食にそヘて喰ふゆへなり