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生間流式法秘書抜萃 - 翻刻

生間流式法秘書抜萃 - ページ 198

ページ: 198

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【右丁】       添肴之事 添肴とは羹類。麺類のみにては酒の肴にならざるゆへ肴を そへて出すゆへ添肴といふなりこの肴を膳に一ツに組付る もあり又膳之脇へ据る事もあるなり膳之脇へ据る時は別 之台にのせて出すべし       山椒焼塩之事 山椒。焼塩などを少し膳につけて出すは山椒は本草経にあ ることく効能ありて諸毒を消すもの也塩はむせびを即座に 止るもの也故にこの二品は必ず食膳に用ゆるもの也       かいしき之事 かいしきには南天の葉其他食物人身ともに害なき草木の 【左丁】 葉を撰び用ゆべし上古はほう又は檞葉を用ゐ酒なども檞 葉にて飲みしものなり檞葉を用ゐし事は異朝ヘ迄も聞へ し事にて北史といふ書に日本上古之風俗を記したる所に 俗 ̄ニ無_二盤俎_一籍(シク) ̄ニ以_二檞葉 ̄ヲ_一」とあり古は多くかな字を用ゐしより本 字あれども其本字なきものと心得古の職外学者むりに改 敷或は搔敷などの音の通ずる文字をあてはめ書しより後 世のもの皆これにならひ世人をして其あて字なるを知ら ざらしむるに至る其あて字のおこりしは久遠なれどもこ れをたゞすものなきよりあて字を書ざれば俗人に通ぜざ るゆへ其職にあるものも又其あて字をかくたま〳〵後世之 学者不審に思へども職にあるものゝ書く事ゆへともに又