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【右丁】
先づ盛形は随分きれいなる様に盛るべし物にそはざる様
又縁之切れざる様只何となふ盛り連なりたるがよしおも
に立つ魚は左に盛ベし其外取合之品は位を見合し■々右
へ盛ベし器は先づ皿なりといへども或は杉の地紙足付又
は嶋がゝり引。へぎ。薄板。青籠之類を用うかいしきには蠟引
之作り花。時の期に応じたる物よろしき也生花之かいしき
よろしきといへども生花は水気なければ枝葉しをれ或は
落花す只それのみならず虫或は虫くそなど付居る事侭あ
るもの也故に大切之振舞には其心得によつて蠟引之作り
花をかいしきに用うる也生花なれば南天か松を用うべし
煎酒は猪口に入て出すがよし中皿に盛り煎酒をためて出
【左丁】
すを指躬之生盛といふ也煎酒のこしらへ様塩梅之事は外
に記す
さし躬生盛
鯉 取合一品 山葵
右鯉之さし身に同じ鯉一種。取合せ一品是を中皿に盛て煎
酒に山葵をとき入れためて出すべし
刺躬交盛
粕漬鮑 たいらぎ 鯛 鮎 𫙱 鮏 串子
みるくひ 数の子 赤にし 水仙寺のり 鳥さかのり
糸さゝげ 割みつば
右之魚類。貝類は糀漬に成べき品也右之品に外之品々取合