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生間流式法秘書抜萃 - 翻刻

生間流式法秘書抜萃 - ページ 226

ページ: 226

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【右丁】 和様は右之品々をそれ〳〵に取合せ鉢に入れ塩加減を前方 に能積り置き具の崩れぬ様に酢を入るべし酢加減はなりが たきもの也此塩梅は大切也扨さわ〳〵とあヘ煎酒。溏油酒に てしんみりとうまく塩梅すべし是を料理鱠といふ塩甘き とて後に塩を入れるべからず二度塩は塩はやきゆへあしき 也依て前方に塩は酢加減に応じて積るべし酢のあまり強 きはよろしからず前方に溏油酒にてよき加減に延て用う べし寒気之節なれば煎酒然るべしすべて膾はあへたてを 其侭出すベし魚のかたまりたるは宜しからず 盛方は古ヘは間をあけて二山に盛りたれどもヘだつといふ て今時は用ゐず盛方はすべてつくろひなく縁もきれざる 【左丁】 様に盛ること肝要なるベし栗。生姜も物に添ぬ様に散しに置 べしけんなども中にも脇にも添ざる様に置べし鱠之酢の はやきはよろしからずよき酢にてあヘ過ぬ様にあヘてよ し酢之弱きは猶あしゝ 集め鱠之魚は何にても水毋。たいらぎ。赤貝或は炙頭。炙骨な ど数多く入れあヘるべし春夏は生酢秋冬は煎酢を用ゆ酢 に煎酒を加へ塩梅すべし一色の魚之鱠は酢の弱きはよろ しからず此鱠はいろ〳〵取交ぜ入れるゆへもろ〳〵の風味出る もの也故に酢の過たるはよろしからず       山吹鱠 鮒鱠之子の多きをいふ又山吹之花蒝の上へ鮒鱠を盛たる