← 前のページ
ページ 228 / 282
次のページ →
翻刻
【右丁】
和様は煎酒に煎酢を少し加へ塩にて塩梅すべし山葵はゆ
るくすべからずけんは青金柑。青樒柑などを用ゆ和盛なれ
ども盛分にすればきれいなり
鮎之筏鱠 《割書:これは手軽き仕方之一也》
鮎を三枚におろし細く作りて柳之葉を筏之如く皿になら
ベ其上ヘ作りたる身を盛也柳之葉先は人之左又は向へなる
様にすベし
煎海巤鱠
串子 鯛 きす子 鯉 鮒 鰡
漬いり子は其侭二ッ割にして内外をよくすき取り小口より
随分薄く作り湯煮して絞り魚之作り身と当分に交ぜ薄煎
【左丁】
酒と酢と塩とにて塩梅すべし又あへずして盛分にもする也
交栗。生姜を用ゐてもよし山葵は和ても上に置てもよし
飛頭鱠
飛頭を小短冊又はいてうなどに切り鮏之身煎海巤などを
交ぜたるがよし
貝 鱠
たゐらぎ 赤貝 さゞゐ みる喰 鮑 まて
右之外取合せ之品は時之宜敷ものを
たゐらぎは紐膓を去り柱計是を白たと云この白たを二ッに
割り小口より薄く作るべし短冊又は櫛形などに作りても
よし