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翻刻
【右丁】
生海松はあつき灰にまぶし水にて能洗きどるべし石附の
ふとき処よろしからず漬みるは塩を能出しきどり其侭何
れもうか入れ
焼麸は常の平麸に塩をふりかけあみにのせやき色紙。短冊
などにきどりしばらく湯に漬置き味噌汁にて少々煮たる
がよし
吸口之ことは本汁に同じ
二の汁は清汁也仕立様はよきだしに色薄き醬油をさしか
るくうまく塩梅すべし二の汁の色附過たるは宜しからず
魚の切身大きければ一種一切也切形により数を入れるも苦
しからず取合せにより魚二種入れるもよし二の汁之具は
【左丁】
二種か三種取合せたるがよし品数多きはあしゝ本汁は集
めなるゆへ五種ほど取合す也取合せ之品に青きものある
時は吸口に青き物を用うべからず
三の汁
小菜 貝割菜 畑菜 かけ菜
吸口 唐がらし ときからし
菜は何れもさつと湯がき汁にて能煮たるがよし菜を煮る
には水だし薄き溏醬などにて煮。出しぎはに塩梅すべし
仕立様は赤みそ。名古屋味噌。桃花みそなどにて塩梅すべし
みそは毛水なうにてこし置き出すべき時煮たる菜の中へ
味噌を指してかるく塩梅すべしみそを指したる後は煮る