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生間流式法秘書抜萃 - 翻刻

生間流式法秘書抜萃 - ページ 242

ページ: 242

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【右丁】 仕立様は赤みそと白味噌とを当分に摺合せよきだしにて 薄く塩梅をなし汁煮立たらばかけ菜を入れ煮過ぎざる様 にすべし       納豆もどき     里芋 白豆腐小才 細々菜 おろし柚 解からし 仕立様は里芋絹かづきをよく湯煮して皮を去り肉をよく 摺りみそ汁にて延し本汁ヘうつし塩梅すべし汁の薄から ぬ様に心得あるべし       山陰煮     雉  芹  きのこの類 山陰煮は水清汁なりだしを入れずして塩計にて塩梅す一 【左丁】 日我祖山陰鷹野にいで雉を得たり依て直に芹をつみ沢水 を汲で吸物となすに塩計にて塩梅したる事あり此加減は 水に塩計のかげんなるゆへ風味なきものなれども当意即 妙之塩梅なりしゆへ時人これを賞し作者之名字を以て名 づけ又雉の山陰ともいふ       定家煮 大きなる鯛を三枚におろしきどりて塩をつよくあて酒を 沢山に入れ水を少し加へ能煮るべしたとへば鰤の五三煮 のことし吸口には山葵を用ゆ当今はこの煮方をじだらくな りとし用ゐず今用うる所の定家煮之塩梅は皆其真にたが ふこはこの塩梅之法を知らざるゆへならん真の定家煮の