翻刻!料理本の世界

コレクション: コレクション 1

生間流式法秘書抜萃 - 翻刻

生間流式法秘書抜萃 - ページ 248

ページ: 248

翻刻

【右丁】 炙き火能通りたらば水につけ十分に冷たるを丸の侭鉢へ 入れ水をため猪口にだし醤油を入れおろし大根を付て出 すべし是は極暑によろしきもの也       松笠鯛 鯛之おろし身を四角に切り竪横に切目を入れさつと煮。切 目はぜたれば直にあげて蒸べし横に計切目を入れたるを はつ瀬山といふ何れも敷みそ葛あんか又は吸物二の汁な どによし       水纎鯛 鯛を三枚におろし皮を引き竪に切り血合骨を去り其侭竪 に串をさしさつとむし串をぬき水気をよく取り葛の粉を 【左丁】 こかし置き水せんを白黄赤など望次第に拵へ置き此水せ んにも葛の粉を一面にふりかけ右之鯛を此水せんにて巻 き蒸して能さまし切形して吸物其外何に遣ふておもよし       凍 鯛 鯛を三枚におろし薄身をすき血合を取り切かたして葛の 粉を一面にふりかけ蒸べし遣ひ方は煮物。敷味噌。敷葛など よし右は鯛にかぎらず他の魚を用ゐてよし又魚の煮汁へ ところてんを加へ煮てさまし凍りたるを用ゐてもよしこ れは何れも極暑に用ゐるものなり       鯛麦込蒸     ぐじ  鯉