翻刻!料理本の世界

コレクション: コレクション 1

生間流式法秘書抜萃 - 翻刻

生間流式法秘書抜萃 - ページ 252

ページ: 252

翻刻

【右丁】       浜 炙     鯛 鰡 ひらめ 鰈 𫙱 鱸 藻魚 はだ白     鱒 鮏 膓鱗をとらず其侭にて炙くは浜にて釣たる魚を直に焼た る体也少々日の立たる魚はゑら膓を去り炙たるがよし右 をむしりて出す時は敷味噌か葛たまりがよし其侭にて掛 汁をかけて出す時は鱗をふきたるがよし掛汁の時は山椒 醤油か又はおろし大根。生姜などを付てだすべし       土 炙     鯛 鰡 藻魚 はだ白 黄色なる土を水にて泥の如くに解き玉子を少し入れよく 【左丁】 解合し魚にうすくぬりて炙べし是は土の香をうつすため 也土器炙の心也土炙は出すべき時皮と共に土を去り出す べし遣ひ様浜炙に同じ右をなすには鱗はふくべからず       塩竈炙 塩がまにて焼たての塩に取たての魚をうづみて蒸炙にな し賞翫すこれは塩浜へんにてなす事也       引物之事     魚でん  大蒲鉾 右之肉一品を用ゆ魚でんは味噌を付たる物の様に思ふ人 あれども然らず色付炙。塩炙にても魚でんなりよき振舞に 味噌を付たるものを用ゆるはよろしからず向誥【詰ヵ】ありて切