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生間流式法秘書抜萃 - 翻刻

生間流式法秘書抜萃 - ページ 253

ページ: 253

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【右丁】 炙物なき時は膳部出続て魚でんか大蒲鉾を台にのせ引こ れを引物といふ也当今は台引と云て中酒出て後台にて肴 を引これは酒の肴也引物は本炙物なるゆへ亭主の引たる が弛走也引物の時は魚でんに串は刺べからず肴の時は小 串を刺たるがよし本二三と膳出る時は切炙物を本膳につ け向誥【詰】を本膳の向へ別に台にのせ出すものなり       炙鳥之事 雲雀の焼たるにはかけ爪を鴫の焼たるには嘴を上に置く べし雉。はんは別足鶴はしべを用ゆ鶉の焼たるには両羽を ひろげ敷べし右之外炙鳥になるべき品多くこれあれども 皆常のことし 【左丁】  鴫壼焼といふものありこれは鴫にあらず焼茄子の上に  枝にて鴫の頭の形を作りたるものをいふ也       梅の香炙及梅炙 小串物を薄塩炙にして其上へ梅之花を摺つぶし醤油にて 解きたるをぬりさつと火取るこれを梅の香炙と云梅干の 肉をぬり炙たるを梅炙と云又鯛の摺身を青梅の大《割書:サ》に丸め 串にさし青海苔の粉を衣にしてあぶり梅の枝にさしたる をも梅炙と云添肴などに用ゆ たち花焼。枇杷焼なども梅炙の如しこれらは黄色に染めた るがよし        りやうざし