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生間流式法秘書抜萃 - 翻刻

生間流式法秘書抜萃 - ページ 259

ページ: 259

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【右丁】 大略右に同じ       鮑はんペい あわびの耳を去り山葵おろしにて沢山におろし布に包み て水を絞り其水にて鱠残魚の崩身を摺り延し和かはんぺ いになす也もし鮑の汁少き時は少々常の水をさしても苦 しからず決して外の物は入れるべからず外の物を交合せ ば鮑の匂ひ薄くなりてよろしからず此はんぺいは取入れ にして出すべし煮あげ置きては鮑の水たりてよろしから ず惣じて品のかはりたるはんぺいに鱠残魚の崩身を加へ る事はそれ〳〵の匂ひ風味をさまたげずしてよろしきゆへ也       鴨薯蕷 【左丁】 鴨の身計を能舂て摺鉢へあげ崩し身と塩とを少し入れ摺 合し薯蕷を入れ能摺べし仕立方は鱧しんぢよに同じ       水山吹 鱧之崩し身に玉子の白身を入れ葛水にて和かはんぺいの 如く延し薯蕷箱へ六分目程入れ蒸し玉子之黄身に鱧之崩 身か又は鱠残魚の崩身を入れ能摺り裏ごしして右の箱蒸 火通らば取出し上の露を能拭ひ取り其上へ裏ごししたる 黄身を入れ又蒸べし遣方は取肴台引などによし       竹輪蒲鉾 摺身を細き竹にがまのほこの如く付て炙べし竹輪は蒲鉾の はじめ也蒲のほこに似たるゆへ蒲鉾といふ板に付たる蒲